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渋野と鈴木、五輪争い不利に
女子ツアーの3戦連続中止は2011年以来
女子ゴルフの国内ツアーは13日、開幕から3試合連続の中止が決まった。第3戦、Tポイント×ENEOS(20~22日・鹿児島)の大会主催者と日本女子プロゴルフ協会が発表した。 女子ツアーの3戦連続中止は2011年以来。11年は東日本大震災の影響でヨコハマタイヤPRGRカップが第1日終了後に不成立となり、その後3戦が中止となった。 東京五輪出場を目指す渋野日向子、鈴木愛ら有力選手がプレーできない状況が続いている。
4月の海外メジャー、渋野日向子、鈴木愛ら出場予定ANAインスピレーションも延期に
渋野と鈴木は、延期された4月の海外メジャー初戦、ANAインスピレーションにも出場を予定していた。マネジメント事務所を通じ、渋野は「また笑顔と元気を届けられるように、引き続きしっかりと調整を続けていきたい」、 昨季賞金女王などの資格で2年ぶりの挑戦となる鈴木が「一番楽しみなメジャー」と出場を念願する大会だった。中止が決まった国内第3戦とともに「非常に残念。開催に向けて尽力いただいた方を思うと悲しく切ない気持ちでいっぱい」とするコメントを発表した。
世界ランク15位以内につける女子の日本勢は5位の畑岡、12位の渋野、14位の鈴木
現在、東京五輪の出場圏内である世界ランク15位以内につける女子の日本勢は5位の畑岡、12位の渋野、14位の鈴木。1月の米女子ツアー開幕戦から2戦連続2位に入った畑岡は今年に入っても得点を積み上げており、代表レースが締め切られる6月末までに15位内をキープするのはほぼ確実だが、まだ1試合もプレーすることなく新たな加算がない渋野、鈴木の得点は目減りを続けている。 日米ともに試合がないうちは順位にさほど変動は生じないが、いざ双方のツアーが本格化すると日本の約3倍の得点が加算される米ツアー勢が圧倒的に有利になる。
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