2020年 LPGAドライブオン選手権
◇米国女子◇LPGAドライブオン選手権 最終日(2日)◇インバネスクラブ (オハイオ州)◇6852yd(パー72)
一時は首位に並んだ
最終組の一つ前の組から2打リードする首位の背中を追った。「朝イチから難しいアプローチが入って運がいいなと思っていた」と高く浮かせた寄せがカップに吸い込まれ、絶好の出だし2連続バーディ。雨風が強かった序盤にトップに並んだ。
流れを止めたのは、バックナインの12番(パー3/155yd)。9Iでの第1打をバンカーに入れるボギーに「流れをつかむホールでああいうショットが出た。1個のミスが流れを悪くしてもったいない。もっと練習するべき」と悔やんだ。
首位で出たダニエル・カンが3バーディ、1ボギーの「70」で回り通算7アンダー。同じく首位から出たセリーヌ・ブティエ(フランス)との優勝争いを最終ホールで制し、2019年10月の「ビュイックLPGA上海」以来になるツアー通算4勝目を挙げた。
ブティエが1打差2位。「70」で回ったミンジー・リー(オーストラリア)が通算4アンダーの3位に入った。
首位と2打差の4位から初優勝を目指した河本結は4バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「72」。今大会初めてアンダーパーを逃したが通算3アンダーとしツアー参戦4試合目で自己最高になる4位となった。
「優勝は意識していた」
米ツアー本格参戦4試合目で「優勝」を意識した河本結。「ここで優勝争いをしたのは自信になる。ただ優勝するには精神力、技術力、経験をもっと上げていかないと」と自己最高4位に充実感と悔しさが入り混じった。
米女子ツアーは新型コロナウイルス感染拡大のため中止や延期が続き、2月「ISPS HANDA オーストラリア女子オープン」以来166日ぶりに新規大会となる今大会で再開した。
同州開催の2連戦目へ
「タフなコンディションだったけど、(中断中に)自分が準備してきたことが間違いじゃないと思えた。コンスタントに優勝争いをして、優勝できるように頑張りたい。またリフレッシュして良いフィーリングで迎えられるように」と今大会と同じ州のハイランドメドウズGCで開催する次戦「マラソンクラシック by Dana」を見据えた。
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