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1―4で完敗
卓球のワールドツアー、カタール・オープン(OP)は8日、ドーハで女子シングルス決勝が行われ、世界ランク3位の伊藤美誠(19)=スターツ=は準優勝だった。世界1位の陳夢(中国)に1―4で敗れ、2月のハンガリーOPに続く頂点には届かなかった。
伊藤は第1ゲームをサーブ、レシーブから主導権を握り、11―3で制した。だが、第2ゲーム以降は相手のペースに。第3ゲームも4―8から8―8と追い上げたが、9―11で落とすなど4ゲームを失った。陳とは通算4度目の対戦。昨年12月のワールドツアー・グランドファイナルでも1―4で黒星を喫するなど、中国のトップ5で唯一勝利したことがない相手だったが、またも壁となった。
ただ、今大会はツアーで最も格付けの高いプラチナ大会。ハンガリーOPは出場しなかった中国勢もフル参戦していた。7日の準決勝ではリオ五輪女王の丁寧(中国)に圧巻のストレート勝ち。混合ダブルスでも水谷隼(木下グループ)との東京五輪代表ペアで臨み、決勝で王楚欽、孫穎莎(中国)組を3―1で下した。シングルスとの2冠は逃したが、日本女子エースの実力は十分に示した大会となった。
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