2月1日(土) 「ジャンボ尾崎ジュニアレッスン会 」
ジャンボ尾崎ゴルフアカデミーのセレクションも兼ねた「ジャンボ尾崎ジュニアレッスン会 」には、32人のジュニア選手が参加。ジャンボこと尾崎将司のほか、尾崎健夫、原英莉花ら9人のプロが、手とり足とり指導にあたった。
唯一の女子プロとして参加した原は、ジュニア選手の悩みなども聞きながら、その改善に向けたヒントや練習方法などをアドバイス。「人に伝えるのは難しい」と慣れない先生役を振り返ったが、「(参加者が)ゴルフが好きなのがすごく伝わってきました。自分の小さい頃を思い出した」と初心に戻ることができる一日となった。
その会の終了後に、報道陣から、原の活躍ぶりについて聞かれたジャンボは、「去年はまあまあ、そこそこ。今年一皮むけるように」と、まずはゲキを飛ばす。続けて、「強いゴルファーを目指してもらいたい。優勝争いを数多くできるように」とその思いを語った。
「結果はともかく優勝争いを。いい時と悪い時に差があるようではダメだな」。安定して、コンスタントな成績を残す選手に育つことが、ジャンボが原に期待することだ。
これを聞いた原は、「強くなるためには自信がないと。しっかりと自分を見極めながら、勝負できる態勢を作りたいです」と応える。昨年は6月の「リゾートトラストレディス」で初優勝。しかし「崩れた部分があった」と終盤になり予選落ちも目立つようになるなど、苦しい時間も過ごした。「そういうミスを今年は絶対にしないよう心掛けたい」。ジャンボの期待は、本人も強く意識するところだ。
“黄金世代”を代表する選手の一人として活躍を期待される原にとって、やはり同世代の活躍は大きな刺激にもなっている。ただそれでも貫きたいのは、自分のペースだ。「(畑岡)奈紗や渋野(日向子)の活躍は刺激になってますけど、地道に一歩ずつ進めたらいいなと思います。私はいつも人よりゆっくりのペース。自分の結果から反省して、それに取り組んでいきたいですね」。
このオフも例年通り、「ジャンボ邸にお邪魔させてもらっている」と師匠のアドバイスも受けながら、新たなシーズンに向けフィジカル面、技術面の強化に励んだ。
原英莉花 ツアー成績(最近5試合)
開催月日 | ツアー | 大会名 | 順位 | Score | Total |
---|---|---|---|---|---|
11/28-12/01 | 国内女子 | LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ | 15T | -1 | 287 |
11/21-11/24 | 国内女子 | 大王製紙エリエールレディスオープン | 19T | -10 | 278 |
11/15-11/17 | 国内女子 | 伊藤園レディスゴルフトーナメント | 予落 | +2 | 146 |
11/08-11/10 | 米国女子 | TOTOジャパンクラシック | 20T | -4 | 212 |
11/01-11/03 | 国内女子 | 樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント | 13T | -4 | 212 |
【関連記事】
2020ルーキー “花の高3トリオ” ジャンボの弟子 西郷真央
2020ルーキー 渋野と同じ黄金世代 宮崎日大高卒 中西絵里奈
2020ルーキー 身長150cm・小さな大型プロゴルファー 西村優菜