チームのユニホームと公式マスコット「サンゴリアス君」のぬいぐるみを手に熱いエール
試合はサントリーが69―14で大勝
ラグビーのトップリーグ第6節は22日、各地で行われ、東京・秩父宮ラグビー場で行われた サントリーと日野自動車戦に、女子プロゴルフの渋野日向子(21)が来場し、初めてラグビーを生観戦した。1月に所属契約を結んだサントリーの応援に訪れた。
1月にサントリーと所属契約を結んだばかりの渋野は、ピッチを駆ける選手たちへ、チームのユニホームと公式マスコット「サンゴリアス君」のぬいぐるみ とチームのジャージーを 手に熱いエールを送り、スマイリング・シンデレラで魅せた。
“勝利の女神”渋野の応援にサントリーが猛烈な刺激を受けた。前半をウィング中鶴のハットトリックなどを含む7トライを奪い47―7で折り返すと後半も爆発。センター・ギタウなどの計4トライを追加して、日野を粉砕した。
大勝を挙げた試合後のロッカールームで、サントリーのチームソングが響き渡った。大合唱の中心にいたのは渋野だ。1月に同じ所属になった“スマイリング・シンデレラ”を勝利の部歌で大歓迎。渋野の視線を「意識してプレーした」という松島は「見に来てくれてうれしかった」と感激。今夏に挑むフランス1部リーグに向けても「競技は違えどトップレベルのプレーを見せることでお互いにとっても刺激になる」と感謝した。
1万3856人の観衆を集めた秩父宮
1万3856人の観衆を集めた秩父宮で初めてラグビーを生観戦した渋野は、チームのボックス席でチームタオルを首にかけて「行け、行け、行けぇ~!と大声で応援しました」。敵防御を吹き飛ばすフランカー・タタフの猛突進からのトライには「すごい感動的」と感嘆。前半31分に出番となったFB松島が、ファーストタッチで敵防御を引きつけるステップを切り、ウィング・中鶴のトライを演出したプレーには、「やっぱりキレがすごかった」とため息が漏れた。
チームは優勝争いに残る2敗を堅守し4位に浮上。同じ所属の仲間となった渋野とも「ONE TEAM」の絆も生まれ、中盤からの巻き返しに向けて松島も「いい流れができた」。一方の渋野は、国内女子プロゴルフツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」(3月5~8日、琉球ゴルフ倶楽部)前に完全リフレッシュ。自身のインスタグラムにも「最&高」とつづった。開幕戦は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、無観客で開催されるが「ラグビーを見てすごいいい刺激、経験をさせてもらいました。ガーッていきたいなって思います!」と笑顔全開で意気込んだ。
渋野はインスタグラムも更新。「初ラグビー観戦」「迫力あって全力でぶつかって全力で走って、本当にチームっていいなぁって思いました。大声出して応援するの久しぶりで楽しかった~」と綴り、観戦の様子やサントリーチームと写った集合写真などをアップした。
渋野は国内女子プロゴルフツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」(3月5〜8日、琉球ゴルフ倶楽部)に出場予定
渋野は国内女子プロゴルフツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」(3月5〜8日、琉球ゴルフ倶楽部)に出場予定だが、新型コロナウイルス感染拡大を受け、同大会は無観客で開催することが発表されたばかり。3月3日の前夜祭と、4日のプロアマ戦も感染拡大の状況を考慮し、中止となる。この日は完全プライベートでの観戦でリフレッシュ。厳しい戦いとなる開幕戦を前に、英気を養ったようだ。
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