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メディアを魅了する“渋野節”とは  【渋野日向子・語録集 vol.8】

 すい星のごとく全英女子の舞台に現れ、メジャー優勝をつかみとったその攻撃的なプレースタイルはもちろんのこと、つねに笑顔でラウンドする姿から現地メディアが“スマイルシンデレラ”の愛称をつけるなど、底抜けの明るいキャラクターでゴルフファンを魅了し続ける渋野日向子プロ。

 会見を開けば海外記者をも爆笑させた“渋野節”とはどんなものか⁉︎

 そこで今季のツアーで発されたものを、渋野していきます。

 今回は大王製紙エリエール・レディース エリエールGC松山(愛媛県)第1日から

 シブコ語録は「大王製紙エリエール・レディース」でもその“切れ味”が衰えることはない。

大王製紙エリエール・レディース 第1日11月21日 愛媛・エリエールGC松山(6580ヤード、パー72) 賞金総額1億円(優勝1800万円)

8月のAIG全英女子オープン以来となる2位スタート

 賞金ランク3位の渋野日向子(21=RSK山陽放送)が、メジャー制覇した8月のAIG全英女子オープン以来となる2位スタートを切った。前半17番パー5のダブルボギーでスイッチが入り、18番以降の10ホールで6バーディーの猛チャージ。

「やっとですよね。後半、盛り返してというのは久しぶりな気がします。バウンスバックもとれた」

5アンダー、67をマークした。先週の伊藤園レディース予選落ちで“終戦宣言”した賞金女王争いだが…。今大会優勝なら、奇跡のシナリオは動きだす。森田遥(23)が7アンダーで首位に立った。

 根底にあるのは、怒り、ふがいなさ-だった。「やっとですよね。後半、盛り返してというのは久しぶりな気がします。バウンスバックもとれた」と、渋野らしい晴れやかな表情を見せた。

 前半17番パー5だった。グリーン右手前に広がる池を越えたラフから、渋野の10ヤードのアプローチはピン上4メートルへ。下りのパーパットを外し、4メートルもオーバー。返しも入らずダブルボギーで1オーバーになった。

「くそやろうでしたね。イーグルチャンスもあるところで、やらかしてしまった」

 「素ダボです。本当にダブルボギーの悪霊ですよね」と、シブコ節。「ティーショットが右のラフへ行ったこともあるけど、第3打をショートして、アプローチを4メートルもオーバー。もう、よくわからなかったです」という。腹の底からふがいなさに怒りがわき起こってくるのも当然か。苦笑しながら、「くそやろうでしたね。イーグルチャンスもあるところで、やらかしてしまった」と説明した。

 行ったり来たりのドタバタを笑って説明したが、その怒りをパワーにして反撃に転じるのが、渋野日向子の持ち味である。

「もう、やけくそです。だけど、バーディーがとれた。」

 さて、ダブルボギーの次のホールは、どうなったのか。「もう、やけくそです。だけど、バーディーがとれた。ここ何試合かとは違うなぁ。実感できた」という。その効果が、後半の5バーディーを生みだした。本来の強気のパッティングが戻るなど、まるでつき物が落ちたかのよう。

 「残り2試合、応援してくださる皆さんと、ギャラリーの皆さんへ良いプレーをお見せしたい。それだけです。とにかく素直な気持ちで」。これからが真骨頂を披露する時だ。顔で笑って、怒りもエネルギーへ変換することも、シンデレラの離れ業である。

 18番パー4で残り115ヤードの第2打を50センチにつけ、バウンスバック(スコアを落とした後のバーディー)。後半アウトで加速した。2番パー4で残り142ヤードを7番アイアンで50センチに。4番は3メートルを決めた。5番パー5(485ヤード)は残り214ヤードを4番ユーティリティーでピン8メートルに2オンさせ、イーグル逃しの2パット・バーディーでギャラリーを大いに沸かせた。

「後半盛り返してというのは久しぶりな気がします」

 「後半盛り返してというのは久しぶりな気がします」。バックナインの31は、ツアー初優勝した5月サロンパスカップ第3ラウンドのアウトに並ぶハーフ自己ベストスコア。2位発進は、8月1日の全英第1日以来。国内では5月リゾートトラスト、6月ヨネックスレディースに並ぶツアー自己ベストになった。

「(ギャラリーの)皆さんにいいところを見せたいと思った」

 国内ツアーで3月末アクサレディース以来、国内では出場26戦ぶりに喫した、前週の伊藤園レディースでの予選落ちも、大きい。「予選通過が当たり前じゃないとわかった。最初から思い切っていかないと。全英でできたようなプレーができなくなって。(ギャラリーの)皆さんにいいところを見せたいと思った」。移動の合間、故郷の岡山に戻り、父悟さんとの立ち話も刺激になった。内容は明かさなかったが「父と久しぶりにまじめな話をした。全英の後、そんな時間なかったかな。心持ちの問題です」という。

 賞金女王争いは、伊藤園レディースで涙の終戦宣言をした。この日も意識は「全然なかったです。何にも考えてないです」と笑い飛ばした。賞金ランク1位鈴木とは、残り2戦で約2431万円差。確かに遠い。しかし、今大会で優勝すれば…。全英で起こしたような奇跡の幕が上がるかもしれない。

  今回は以上です。これからも爆笑を誘うシブコ節を紹介していきます!

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