「日本中を興奮させるような走りをしたい」
元日本記録保持者の設楽悠太(28)=ホンダ=が1時間29分47秒で初優勝
陸上・熊日30キロロードレース(16日、熊本市通町筋-びぷれす熊日会館前)男子はマラソン元日本記録保持者の設楽悠太(28)=ホンダ=が1時間29分47秒で初優勝した。東京五輪代表の残り1枠を争う3月1日の東京マラソンに弾みをつけた。女子は松本亜子(20)=デンソー=が1時間46分9秒で初めて制した。
東京五輪マラソン代表最後の1枠を争う大勝負に向け「日本中が興奮するような走りをしたい」と闘志をみなぎらせた。
横殴りの雨が降る悪条件でも攻める走りは変わらなかった。先頭で果敢にレースを引っ張り、7キロ付近で抜け出すとそこから独走状態。2位に51秒差という圧勝レースを「勝たなきゃ次はないと思っていた。勝ててホッとしている」と振り返った。次戦の東京マラソンで2時間5分台なら五輪代表辞退も示唆しているが、今回は15キロ地点まで30キロの日本記録を上回るハイペースで激走。
東京マラソン当日はナイキの次世代厚底シューズを投入する可能性
東京マラソン当日はナイキの次世代厚底シューズを投入する可能性もあるだけに「最後は余力があった。あと2、3割は上がる」と大記録を視界に捉えている。
マラソンの東京五輪男子代表は既に2人が決定済みで、3月1日の東京か同8日のびわ湖毎日で2時間5分50秒の日本記録を上回った最速選手が、最後の切符を手にする。
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