「開催難しい」対策会議メンバーが見解
開催の可否は11日の臨時運営委員会で決定
11日の臨時運営委員会で開催の可否を決めるという。
無観客試合の方針を示している第92回センバツ高校野球大会(19日から13日間・甲子園)の開催が危ぶまれる状況になってきた。日本高野連は9日、NPBとJリーグによる「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第2回会議にオブザーバーとして初参加したが、感染症の専門家は無観客での実施にも否定的な見解を示した。11日の臨時運営委員会で開催の可否を決めるという。
会議に出席した高野連の小倉好正事務局長は「大変参考になった。これを持ち帰って、11日に向けて準備していきたい」としたが、開催については「我々は高校野球なので、最終的には独自で判断することになるだろう」との見通しを述べた。一方で、専門家の一部で「選手を守るためには、選手とその家族への教育啓発活動が必要。たとえ無観客試合であっても、その時間が足りないだろう」との発言があった。
会議に出席したメンバーの一人は「無観客といえども、センバツの開催は難しいんじゃないか」と漏らした。小倉事務局長は「選手、審判、球場関係者、運営サイドの感染対策を最大限に取るのが一番大切」と強調した。
無観客で開催か、それとも中止か? 最も気を揉んでいるのは、出場権獲得した高校球児たちだ。
センバツ大会開催を巡る経過
▼1月24日 選考委員会で出場32校が決定
▼2月19日 日本高野連の小倉好正事務局長が「3月19日の開幕に向けて準備をしている」と明言
▼25日 日本高野連が「現時点で予定通り開催する方針に変更はない」と表明
▼26日 安倍晋三首相が、多数の人が集まる全国的なスポーツイベントについて、今後2週間の中止や延期などの対応を要請
▼27日 安倍首相が、全国の小中高などを一斉の臨時休校にするよう要請する考えを示す
▼3月4日 日本高野連は、センバツ運営委員会と臨時理事会で出場校に無観客での実施に向けて準備を要請することを決定
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