女子プロゴルファー 原 英莉花 Erika Hara プロフィール
原英莉花が国内メジャー2連勝 リコー杯女子ゴルフ
◇国内女子メジャー第3戦◇JLPGAツアー選手権リコーカップ 最終日(11月29日)◇宮崎CC(宮崎県)◇6543yd(パー72)
単独首位で出た原英莉花が3バーディ、3ボギーの「72」で回り、通算10アンダーで優勝した。4日間首位を守る完全優勝でツアー通算3勝目。国内メジャーは10月の「日本女子オープンゴルフ選手権」に続く2連勝で、5年の複数年シードを獲得。ツアー通算3勝目。「ゴルフ人生で大きな第一歩を踏み出せた」と充実感をにじませた。
大きな飛躍を遂げた1年になったが、海外挑戦を目指す21歳は満足していない。12月にはメジャーの全米女子オープンに参戦。「波をなくし、安定したゴルフをしたい」。気を引き締め、さらなる成長を誓った。
原英莉花が初の日本一 日本女子オープン
◇国内女子メジャー第2戦◇日本女子オープンゴルフ選手権競技 最終日(4日)◇ザ・クラシックGC(福岡)◇6761yd(パー72)
黄金世代、6年連続の挑戦実る
トップで出た原英莉花(21)が5バーディー、1ボギーの68で通算16アンダー、272とし、アマチュア時代から6年連続の挑戦で初の女子ゴルファー日本一となった。1999年2月生まれの黄金世代の一人がツアー通算2勝目、優勝賞金2250万円と3年の複数年シードを獲得した。
同世代の小祝さくらとの最終組を互いにスコアを4つずつ伸ばし合い、スタートの4打差を守って逃げ切った。
2位の小祝と4打差の3位に上田桃子と仲宗根澄香。通算2アンダー、14位の岩井明愛(埼玉栄高3年)がローアマを獲得。14位には鈴木愛、渡辺彩香、笹生優花、古江彩佳が並んだ。申ジエ(韓国)は40位で終えた。
6年連続の挑戦となったオープンの舞台は「中学生のころから憧れだった」と振り返る。「2年ぐらいあきらめたあとで挑んだ(2015年の)予選をまぐれで通ったのが最初」。その後、16、17、19年大会を制した同世代の畑岡に続く、黄金世代による日本一のタイトル防衛を自身が果たすことになるとはいまだ信じられない。「奈紗ちゃん(畑岡)、みなみちゃん(勝)みたいな実績もなかった私でも練習していけばできるんだなあ」
師匠の尾崎将司のお墨付きで、大会前に自慢の飛距離を最大限に生かせるクラブセッティングに見直していた。 アイアン変更のきっかけはオープンウィークの2週間前にジャンボ邸を訪れ、オリジナルのシャフトをもらったこと。「そのシャフトに一番合うヘッド」が今大会投入したミズノJPX921ホットメタルだった。練習ラウンドで「10球連続でイメージ通りの打球が出たから」と投入を決め、「5Iが(以前の)175ydから180ydに変わった」と飛距離がアップした。
2度目の挑戦だった2018年7月のプロテストに合格
1度目のプロテストに失敗して落ち込んでいたときには、師匠のジャンボ尾崎から「おまえ何歳だよ。まだ20歳にもなってないじゃないか」と励まされた。
米ツアーで活躍する畑岡奈紗や勝みなみらと同学年の黄金世代。飛ばし屋の大器と期待されていた。2018年シード権を獲得。
1999年2月生まれ。神奈川県横浜市出身。
身長173cmという恵まれた体格を武器にドライバーの平均飛距離は250yd。
2016年5月、女子プロゴルフツアー“リゾートトラストレディース”で、トータル 4アンダー(16位タイ)で見事ベストアマチュアに輝く。八頭身美少女ゴルファーとして、マスメディアなどでも大きく取り上げられた。
「パー5で果敢に、2オンを狙うことが私のスタイルです」(原)と攻めのゴルフが原 英莉花 の持ち味。
1999年生まれ “黄金世代”の一角を担う期待の逸材
同学年の勝 みなみ(1998年7月生まれ)、小祝 さくら(1998年4月15日生まれ)河本 結(1998年8月生まれ)、渋野 日向子(1998年11月生まれ)、三浦 桃香(1999年2月生まれ)、臼井麗香 (1998年12月生まれ)、
1学年上の松田 鈴英(1998年1月生まれ)、脇元 華(1997年10月生まれ)らとともに”黄金世代”の一角を担う。
師匠はジャンボ尾崎
湘南学院高校在学時の2015年に、尊敬する尾崎将司 プロ(ジャンボ尾崎:尾崎3兄弟の長兄) に弟子入りし、指導を仰いできた。
目標の選手は同じく高身長のミッシェル・ウィ(アメリカ合衆国ハワイ州出身。身長183cm。通算勝利 アメリカツアー5勝 海外メジャー 1勝
ミッシェル・ ウィは2019年4月、左手首痛の治療に専念するため、無期限のツアー離脱を表明。)
ルーキーイヤーにステップツアーでプロ初優勝
ルーキーイヤーの2018年に国内女子下部ステップアップツアー開幕戦「ラシンク・ニンジニア/RKBレディース」でプロ初優勝を遂げた。
同年6月の「日医工女子オープン」で下部ツアー2勝目をあげると、7月のプロテストに合格。
2018年よりスポンサー契約を締結していた日本通運と新たに2019年3月1日から3年間の所属契約を締結した。
通算勝利 LPGAツアー 2勝 STEPUP 2勝 国内対象外(LPGA新人戦)1勝
LPGAツアー 2020-2021年度
2021年5月16日更新 LPGA賞金ランキング対象トーナメント(LPGAツアー競技)
年間ンキング 4位 年間獲得賞金 ¥83,701,208
優勝回数 2 試合数 22
年間トップ10回数 7(4位)
2020-2021年度出場資格 シード
基本情報
生涯獲得賞金 ¥183,850,300
所属 | 日本通運 |
出身地 | 神奈川県横浜市 |
生年月日 | 1999年2月15日 |
契約 | クラブ:ミズノ ボール:ブリヂストン ウェア:TSIグルーヴアンドスポーツ シューズ:ミズノ |
身長 | 173cm |
血液型 | O型 |
出身校 | 湘南学院高等学校(神奈川県) |
プロテスト合格日 | 2018年7月27日 |
入会日 | 2018年7月28日(90期生) 同期合格は川本 結、渋野 日向子、高橋 彩華、など総勢21人 |
趣味 | 音楽鑑賞 カラオケ |
好きな色 | ゴールド 白 黒 |
ゴルフ歴 | 10 歳~ |
師弟関係 | 尾崎将司 |
各賞受賞 | 2018LPGA敢闘賞 |
2020-2021年度ツアー成績
年度 | トーナメント名 | 順位 | 賞金 | SCORE |
---|---|---|---|---|
2020 | アース・モンダミンカップ | 5T | ¥8,640,000 | -9 |
2020 | NEC軽井沢72ゴルフトーナメント | 予選落ち | ¥0 | +3 |
2020 | ニトリレディスゴルフトーナメント | 予選落ち | ¥0 | +5 |
2020 | ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント | 6T | ¥2,100,000 | -9 |
2020 | 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 | 44T | ¥860,000 | +1 |
2020 | 第51回デサントレディース東海クラシック | 37T | ¥472,000 | -1 |
2020 | 日本女子オープンゴルフ選手権 | 優勝 | ¥22,500,000 | -16 |
2020 | スタンレーレディスゴルフトーナメント | 5T | ¥2,327,142 | -2 |
2020 | 富士通レディース 2020 | 予選落ち | ¥0 | +9 |
2020 | 樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント | 10T | ¥1,406,666 | -2 |
2020 | TOTOジャパンクラシック | 18T | ¥1,846,400 | -8 |
2020 | 第36回伊藤園レディスゴルフトーナメント | 36T | ¥570,000 | -2 |
2020 | 第39回大王製紙エリエールレディスオープン | 棄権 | ¥0 | +8 |
2020 | JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ | 優勝 | ¥30,000,000 | -10 |
2021 | 第34回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント | 33T | ¥684,000 | +1 |
2021 | アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI 2021 | 3T | ¥4,800,000 | -10 |
2021 | 39th フジサンケイレディスクラシック | 42T | ¥416,000 | +1 |
2021 | パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント | 3T | ¥3,800,000 | -4 |
2021 | ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ | 54T | ¥354,000 | +5 |
2021 | ほけんの窓口レディース | 6T | ¥2,925,000 | -4 |
優勝トーナメント
年度 | トーナメント名 |
---|---|
2020年 | JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ |
2020年 | 日本女子オープンゴルフ選手権 |
2019年 | リゾートトラスト レディス |
2018年 | [STEPUP] 日医工女子オープン |
2018年 | [STEPUP] ラシンク・ニンジニア/RKBレディース |
2018年 | [対象外] LPGA新人戦 加賀電子カップ |
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