渋野と鈴木の五輪代表争いに影響も
明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント が中止決定
内女子ツアーの第2戦「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント」が、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕戦に続き中止されることが決まった。日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）が2日、発表した。3月13日から3日間の日程で、高知・土佐カントリークラブで開催される予定だった。
国内女子ゴルフで2試合連続中止となるのは、東日本大震災が起きた2011年に3月の「Tポイントレディス」から3試合連続中止となって以来。第3戦以降の開催も不透明となっている。
政府が大規模イベントの自粛要請や全国の小中高校の一斉休校などの感染防止に取り組む中、2月28日に開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」の中止が発表され、第2戦を主催する横浜ゴムと特別協賛の明治安田生命がJLPGAと協議を進めていた。
渋野日向子（21＝サントリー）は2月中旬の米ツアーから4戦連続で出場機会を失うことになった。 この大会は今季から明治安田生命が特別協賛することになり、所属契約を結ぶ勝みなみ（21）も「開催が決まってからずっと楽しみにしておりましたが、何よりも今は一日でも早くこの事態が収束することを心から願っております」と所属事務所を通じてコメントした。
国内女子ツアーは3戦目のTポイント×ENEOS（20日開幕、鹿児島・鹿児島高牧CC）、アクサ・レディース（27日開幕、宮崎・UMK CC）と続くが、開催の有無、形式に関しては依然として不透明。この状況が続くようなら渋野、鈴木愛ら東京五輪出場権獲得を目指す選手にも影響を及ぼすことになりそうだ。
五輪の各国・地域の代表は6月29日（月）付の世界ランキングに基づいて、選出される。米ツアーを主戦場にする 畑岡奈紗は世界ランク5位。ともに国内ツアーが主戦場の渋野は12位、鈴木は15位。各国の代表は原則としてランク上位の2人だが、15位以内ならば4人まで出場できる。
一方、米ツアーは渋野がスポット参戦を予定した2戦を含むアジアシリーズ3連戦を中止したが、3月19日から ファウンダーズカップ を米本土で開催予定。世界ランクは試合に出場しなければ、ポイントが加算されない。畑岡の代表選出は確実とみられるが、渋野や鈴木は米ツアーにいる他国の選手から追い上げられ、どちらかがこぼれ落ちる可能性がある。
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