ボルダリング、スピード、リードを合わせた「複合」
各地の体育館などに施設ができ、普及が進んできたスポーツクライミング。一般に知られているのは「ボルダリング」ですが、東京五輪では「スピード」と「リード」を合わせた「複合」で争われます。
ホールド(突起物)をつかみ壁を登っていく点は同じです。
スピードとは
スピードは統一ルートを登る速さを競います。
ボルダリングとは
ボルダリングは 高さ4㍍程度の壁をいくつ登れたかで争う もので、 握力やバランスが求められるのはもちろん、ホールドのつかみ方一つで成否が分かれるパズルの要素を持ちます。
リードとは
リードは約15㍍の壁をどこまで登れたかで勝負するもので、持久力が肝要です。
スポーツクライミングにおいて日本の実力は世界でもトップクラス。2019年複合世界王者の樽崎智亜、長く第一人者として世界をリードした野口啓代 (のぐちあきよ) は金メダルを視野に入れています。
野口 啓代 のプロフィール
過去にW杯で4度、優勝した経験を持つクライミング界の女王。
2017年、イランで開催されたアジア選手権ではボルダリングで2連覇を達成し、リードでも2位に輝くなどボルダリングとリードの2種目で世界五指に入る実力を持つトップクライマー。
リード、クライミング、スピードの3種目の複合成績を伸ばすため、経験の少ないスピード種目に本格的に取り組み始めた。
生年月日 | 1989年5月30日 |
出身地 | 茨城県 |
身長 | 165cm |
出身校 | 東洋大学 |
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