伊藤は史上初の3年連続三冠ならず
「天皇杯・皇后杯 2020年全日本卓球選手権大会」<1月13~19日/大阪>
「天皇杯・皇后杯 2020年全日本卓球選手権大会」<1月13~19日/大阪> 大会最終日の1月19日、女子シングルス準決勝で早田ひな(日本生命)が伊藤美誠(スターツ)にゲームカウント4-3で勝利、フルゲームの死闘を制して自身初の決勝進出を果たした。
第3ゲームは伊藤の生命線であるサーブレシーブがかみ合ってリードし、7-6と一点差まで追い上げられてもタイムアウトで流れを切って11-6で取り返して、第4ゲームも長短自在のサーブレシーブから伊藤が攻め、バックハンドで伊藤を両サイドに振る早田をギリギリでかわして11-9で連取する。
しかし第5ゲームは早田が伊藤のバックにロングサーブを出し、ラリーでフォアを攻めて12-10と奪取し、第6ゲームは伊藤が早田のフォアにサーブを集めつつ速い展開で一気に突き放して11-4で取る。
最終第7ゲームはフォアを厳しく攻めた早田が中盤で大きくリードを広げる。伊藤は攻撃のオーバーミスが相次ぎながらも身上のサーブを駆使して攻めるが、最後は伊藤がそのサーブでミスして早田が11-7で奪い、勝負が決まった。
伊藤の史上初の3年連続三冠への夢は、同じ黄金世代でダブルスパートナーの早田が阻んだ。決勝では石川佳純(全農)と橋本帆乃香(ミキハウス)の勝者と対戦する。
【全日本卓球選手権大会】
女子シングルス準決勝
伊藤美誠 3ー4 早田ひな
9-11/7-11/11-6/11-9/10-12/11-4/7-11
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