NBAは選手が観客とハイタッチをしないことなど、ファンサービスの制限を既に通達している
米プロバスケットボール(NBA)は6日(日本時間7日)、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、全チームに無観客試合の準備に入るように通達した。米記者が報じている。 報道陣が試合会場に立ち入ることができない可能性もあるという。NBAは選手が観客とハイタッチをしないことなど、ファンサービスの制限を既に通達している。
NBA側は無観客試合に伴う各種案件をチーム側に打診。この中では観客だけでなくメディアも“欠席者”の対象になっている。
世界的に蔓延する感染症。NBAも対策に動き出したようだ。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のシャムス・チャラニア記者が自身のツイッターで「NBAはコロナウイルスの影響で、無観客試合の可能性に対して準備をするようにとチームに伝達した」と投稿。さらに「NBAはコロナウイルスが感染拡大した時に対応できるように覚書を伝達した。試合の延期や中止に関する現在のルールの確認が金曜日に行われた」とツイートしている。
米スポーツ専門誌「スポーツイラストレイテッド」は公式サイトに記事を掲載。米紙「ニューヨークタイムズ」のマーク・シュタイン記者のツイートを引用する形で「無観客試合になった場合は、選手たちと必要なだけのスタッフだけで試合を行うようにとチームに通達している」と会場入りできる人を限定していることを報道。さらに今週初めには、選手はファンからサインを求められる際のペン、ユニフォーム、ボールに触らないように通達されていたいう。
米バスケ界では大学の公式戦で無観客試合を実施。米国でも徐々に感染者が増える中、数万人規模の観衆が集まるNBAも反応せざるをえない事態となっている。
しかし7日にサンフランシスコで開催されるNBAのウォリアーズ対76ers戦は予定通り「観客あり」で実施される。また八村塁(22)が所属するウィザーズはボルティモアに隣接するワシントンDCでのホームゲームをあと11試合残している。
レイカーズの“キング”ことレブロン・ジェームズは「俺はプレーしないよ」
これらの米メディアの 報道に対し、レイカーズの“キング”ことレブロン・ジェームズは「 チームメイトや客席にいるファンのためにプレーしているんだ。なのにアリーナにファンがいない? 勝手に決めてもらって結構だけど、 俺はプレーしないよ」と話している。インタビューの様子を米紙「USAトゥデー」の記者が動画付きでツイッターに投稿している。
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