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賞金女王逃してもシブコ節全開 悔しさは「全くない、ごめんなさい(笑)」

渋野日向子は3バーディー、1ボギーの通算7アンダーで2位タイ

 LPGAツアー最終戦・公式競技『LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』(1億2,000万円、優勝賞金3,000万円)大会最終日が12月1日、宮崎県宮崎市・宮崎カントリークラブ(6,535ヤード/パー72)で行われ、ペソンウが通算11アンダーで快勝。今季2勝目をあげた。

 逆転賞金女王へ単独2位以上の最低条件をクリアできず、5アンダーの5位で終えた賞金ランクトップの鈴木愛が女王争いを制した。

 一方、通算4アンダー、7位の申ジエは史上初の年間ストローク60台をマークしている。

「本当に1週間長かったけど、最後のバーディーでもう悔いがないと、すっきりしています」

 快挙を逃しても、晴れやかなシブコ節だった。試合後の会見。渋野は「本当に1週間長かったけど、最後のバーディーでもう悔いがないと、すっきりしています」とシブコスマイルを見せた。首位と2打差でスタートしたが、優勝がちらつくことは「全くなかったです」と断言。「前半は全くだったので、10番でバーディーパットが入らなかった時点で『あっ、終わったな』と。ボードを見た時は2打差だった。『あっ2打差か……』という感じ。昨日と人が全然違うくらい気分すっきりです」とあっけらかんと話した。

 単独2位以上に入れば、可能性のあった賞金女王も逃したが、ここでも“らしさ”炸裂。「この1年間は今まで経験してないことを経験させていただいた。この1年は財産だと思うので、これからのゴルフ人生に生かしていけたらなと思う」と語った上で、女王を逃した悔しさついては「全くないです。本当にないです。ごめんなさい(笑)」と言い、笑いを取った。

12月はポケモンに集中「とりあえず全クリしたい」

 今後の予定を問われると、もはやシブコ節が全開。オフについては「とりあえずポケモンを全クリしたい。そこに12月は集中したい」と明言。年末年始については「クリスマスに親知らずを抜きます。トレーニングの後に。悲しい年末年始。あとは高校の友達と集まったり」と笑みを振りまいた。今、食べたいものについて問われると「なんだろう、お腹空いている」とポツリ。「めっちゃラーメン食べたいです。濃い~ものが食べたいです」と語り、食欲をのぞかせた。

「家族とか、応援団、コーチ、マネージャーさん、1年間担いでくれたキャディーさん、スポンサーさんもそう。地元の応援してくれる人たち。感謝の気持ちでいっぱいです」

 多くの人の支えを受けた1年。感謝を伝えたい人は「多すぎる」と言った。「私は『チームしぶこ』と呼んでいるんですけど、家族とか、応援団、コーチ、マネージャーさん、1年間担いでくれたキャディーさん、スポンサーさんもそう。地元の応援してくれる人たちもそう。そういう人たちがいなかったら全英以降やってこられなかった。感謝の気持ちでいっぱいです」と感謝を述べ、来シーズンのさらなる飛躍を誓った。

【LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 最終成績】


優勝:ペ・ソンウ(-11)
2位T:古江彩佳(-7)
2位T:渋野日向子(-7)
4位:河本結(-6)
5位T:鈴木愛(-5)
5位T:イ・ボミ(-5)
7位T:申ジエ(-4)ほか2人

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